様々な屋根
             

屋根のメンテナンス時期

◇屋根のメンテナンス時期


どんな住宅でも屋根を構成する素材には耐用年数があります。この耐用年数を越えたまま使用し続けていると雨漏りやシロアリの被害にあってしまい、高額なリフォーム費用が必要となるケースもでてきます。
屋根に使用する素材はいくつかの種類があり、それぞれ耐用年数は異なります。
トタン屋根は耐用年数は10~20年。スレート屋根は15~25年。ガルバリウム鋼板は20~30年。セメント系瓦は30~40年。粘土系瓦は50~100年というようになっています。 ただ気を付けないといけないことは、防水シートや野地板の耐用年数は20~30年程度となっていますし、耐用年数を最大限に引き上げるためには屋根材を良い状態に保ち続けることが大事ですから、それぞれの屋根材のメンテナンス時期も覚えておく必要があります。 近年主流となっているスレート屋根は、施工もしやすく費用も比較的安く抑えることができるため幅広く使用されている屋根材です。ただ薄く加工されているため定期的にメンテナンスを行わないと割れたり欠けてしまうことがあります。 もともと耐久性があまり強くありませんから、きちんとメンテナンスを行わないとひび割れや欠けた部分から雨水が浸入してしまい、雨漏りの原因となってしまいます。 スレート屋根を塗装するだけであれば40~80万円ほどの費用となりますが、防水シートや野地板など屋根丸ごと交換する必要がある場合には、60~200万円と高額な費用がかかってしまいます。 きちんと定期的にメンテナンスを行っていれば、費用を抑えることにもつながりますから、7~8年を目安にメンテナンスを行うようにしましょう。


◇金属屋根のメンテナンス時期

トタン屋根は瓦棒とも呼ばれる屋根材で、施工やしやすく費用も安いというメリットがあります。ただ耐久性が弱くさびやすいというデメリットもありますからこまめにメンテナンスを行う必要があります。 ガルバリウム鋼板はアルミニウム・シリコン・亜鉛などから作られた屋根材で、トタンと違ってさびにくく耐久性が高いというメリットがあります。 初期の導入のコストは高くなってしまいますが、長持ちしますからメンテナンス時期も遅くなり、将来的なメンテナンス費用も安くすることができます。 ただ気を付けないといけないことは、ガルバリウム鋼板は耐久性が高いため、メンテナンスを行わなくても問題ないと思っている人も多いかもしれませんが、永久にきれいな状態を保ち続けることはできませんから、20~30年を目安にメンテナンスを行うようにしましょう。


◇セメント系瓦は要注意?

セメント系瓦はセメントを使って屋根の形に成形した屋根材です。ただ塗装がはがれてしまうため10~15年を目安にメンテナンスを行う必要があります。 塗装がはがれてしまうと紫外線や風雨などの自然環境のダメージが直接瓦に入ってしまいますから、しっかりとメンテナンスを行う必要があります。 粘土瓦は古くから住宅に使用されている屋根材で、耐用年数が長いというメリットがありますが、下地材の交換などは必要となります。


◇屋根材以外のメンテナンス

防水シートは雨水を建物内に浸入させないようにするために必要なもので、万が一屋根材に何らかの不具合が出てしまった場合でも、雨水をストップすることができます。ただ腐食が起こっていると雨水が建物内に浸入してしまいますから、定期的にメンテナンスを行いましょう。 野地材は屋根材をおくための下地材である程度厚みがないと釘などの穴から雨水が浸入してしまう場合があります。


◇定期的なメンテナンス

屋根というのは常に外気にさらされていますし、紫外線や直射日光、風雨にさらされているため外壁よりも劣化が早くメンテナンスを行わないと雨漏りを引き起こす原因になってしまいます。 屋根全体を葺き替えると高額な費用がかかってしまいますから、定期的にメンテナンスや点検を行うことで屋根の寿命を延ばすことができます。 最近はガルバリウム鋼板は耐久性もあるといって葺き替え工事をすすめる屋根業者も存在しますが、現在ある屋根材を大切に扱ってメンテナンスを行っておけば、寿命を延ばすことができトータルコストを抑えることにもつながります。




◇屋根の吹き替え工事

屋根の葺き替え工事は大きく分けると3種類あります。 基本的な工事の内容は既存の屋根を撤去した後、下地の修繕や補強、防水シートの設置、新しい屋根材の設置、防水対策となります。 瓦屋根は耐久性が強いためメンテナンスの時期は長くなりますが、重量があるため地震に弱いというデメリットがあります。 スレート屋根は瓦よりも安価で軽量というメリットがありますが、薄くて割れやすいのでメンテナンスが必要となります。 最近人気のガルバリウム鋼板はさびにくく軽量、耐震性に優れているというメリットがありますが、メンテナンスフリーというわけではなく初期費用が高額になるというデメリットもあります。 このようにそれぞれの屋根材にはメリットやデメリットなどがありますから、それぞれの特徴をしって定期的にメンテナンスを行うことが屋根を長持ちさせるためには必要です。